堆肥ができるまで

太田牧場では、牛のふん尿を全量自家処理しています。
堆肥化し有機肥料として生産することで、資源の有効利用と環境保全に努めています。
もみ殻・オガコ等を加え混ぜ合わされた牛のふんは、水分調整から攪拌・発酵・乾燥と数段階の
処理工程を経て、約半年かけて上質な有機質堆肥へと生まれ変わります。

堆肥販売の案内

堆肥販売所にて、「ゆうき うしやの堆肥」を販売しています。

販売価格:300円(30リットル・配達無し)
販売時間:8:00~16:00


軽トラック等への堆肥積込を行っています。

金額:2,500円(1車)
対応可能時間:8:00~8:30
定休日:不定休
※車両持込お願いします。車両貸出はありません。
※詳細は堆肥販売所ホワイトボードに記載してあります。


堆肥の配達および散布を行っています。

金額は、消費税・運賃・散布料込みで以下となります。
堆肥配達
1t: 5,000円(片道15分まで)
2t:10,000円(片道30分まで)
4t:20,000円(片道1時間まで)
※それぞれ片道の指定時間を超える場合は、別途運賃が発生します。

堆肥散布
3t:20,000円(片道30分まで)

堆肥の成分

肥料の名称ゆうきうしやの堆肥
肥料の種類 たい肥
原料牛ふん、おが粉、わら類、樹皮、もみがら
主要な成分の含有量等(分析方法)
窒素全量2.32(燃焼法)
リン酸全量1.44(バナドモリブデン酸アンモニウム吸光光度法)
加里全量2.27(フレーム原子吸光法)
炭素窒素比18.9
水分含有量59.4(乾燥減量法)
全石灰1.59(フレーム原子吸光法)
全苦土0.76(フレーム原子吸光法)
陽イオン交換容量49(酢酸バリウム法)
pH8.2(現物 ガラス電極法)
EC2.6(現物 電気伝導率による測定法)

堆肥サンプル抽出液および対照の蒸留水による調査結果

【試験方法】
①堆肥サンプル10 g に熱湯100 ml を加えて1 時間放置後、ろ過して抽出液を得た。
②シャーレにコマツナ種子50 粒を播種し、①の堆肥サンプル抽出液10 ml を添加した。
③播種4 日後にコマツナ発芽率(=抽出液での発芽数/蒸留水での発芽数)を測定した。

【結果】
2020 年6 月4 日 コマツナ品種「きよすみ」50 粒を播種
2020 年6 月8 日 堆肥サンプル抽出液および対照の蒸留水による調査を実施

発芽数発芽率(%)pHEC (mS/cm)
堆肥抽出液4848/48 = 1008.52.8
対照(蒸留水)487.60.02

①堆肥サンプルのコマツナ発芽率
堆肥サンプル抽出液および対照の蒸留水を個別のシャーレに注入し、コマツナ種子
50 粒を播種したところ、抽出液で48 粒、蒸留水で48 粒が発芽した。この結果、堆
肥サンプルのコマツナ発芽率は48/48 = 100%であり、堆肥の品質は良好と言える。
②堆肥サンプルのpH とEC
堆肥サンプル抽出液のpHは8.5 でアルカリ性、ECは2.8 mS/cm で中程度であった。